2021/12/01

12月の園だより

巷にイルミネーションが灯り、クリスマスソングが流れる12月がやってきました。年末になるとこれは松飾りやお正月を迎える曲に替ってきます。月日の経つのは早いものでコロナ禍の世の中になって、丸2年になります。コロナ禍は、「収束」の糸口は見えかかっているものの、「終息」にはまだまだ時間がかかりそうです。

<夕餉の話題>
冬休みはお子さんと一緒にいる時間が多くなり、忙しさと相まって、つい声を荒げてしまいがちになります。子どもを持つ親に「ほめる」・「しかる」についてのアンケートをとったところ「ほめる」事が多い人は18%「しかる」事が多い人が55%という結果になったそうです。ある教育評論家は「ほめたいと思っても子どもへの期待と現実のギャップから、特に就学前後になるとしかることが多くなりがち」と指摘しています。子どもはほめられることで
「自信をつけ」「自己肯定感を高め」「親への信頼感も強くなり」人間関係を築く土台が出来るように思います。些細な事でも多少オーバーにほめてみて下さい。年の瀬は何かと多忙になりますが、ご家族仲良くよい年をお迎え下さい。






2021/11/01

11月の園だより

それぞれが力の限りを出し切った運動会と楽しかった移動動物園や遠足も終わり、木枯らしの吹く季節になりました。今月は作品展が行われます。運動が苦手な子どもでも、作品展では見事な腕前を発揮することがあります。子どもは大人がうかがい知れない才能を多々、内に秘めているものと思います。じっくりご覧いただき、一所懸命に取り組んだことをしっかり褒め称えて下さい。

<夕餉の話題>

いよいよ気温が低く、空気が乾燥する冬の到来です。この季節に猛威を振るうのがインフルエンザです。ところが昨年、インフルエンザは激減し「消滅状態」にあると言われました。これはコロナ感染拡大防止として、皆が取り組んだ ①海外との人的交流の遮断 ②早期のインフルエンザワクチンの接種 ③マスクの着用 ④3密の回避 ⑤手洗・消毒の励行が功を奏した結果とされています。

多くの専門家がコロナ禍第6波が12月にも来ると予想しています。コロナとインフルエンザの感染予防の観点から日常の生活を再点検してみて下さい。

<備えあれば憂いなし>




2021/10/01

10月の園だより

コロナ禍はちょっと明るい兆しが見えてきました。しかしまだまだ油断は出来ません。一層気を引き締めて保育に勤めて行きたいと思っています。

いよいよスポーツの秋の到来です。子どもは遊びや運動が大好きです。これらを通して自然に平衡感覚、巧緻性、筋力等を身に付けていきます。しかしながら発育・発達のスピードは十人十色、百人百様です。親の願いや思いの「這えば立て、立てば歩めの親心」は時として子どもの将来に重くのしかかることがあります。親は我が子の発育・発達に応じた支援の仕方があるように強く思います。

<夕餉の話題>

私は人で混雑している所や人の流れの激しい道路で突然立ち止まりリュックの中の物を取り出すという悪癖があるようです。

その都度、妻からは「邪魔!迷惑!!」と激しく叱られ袖を強く引っぱられます。

『江戸しぐさ』という考え方があります。これは他人とのトラブルを避けるための方法を説いたもののようです。

〇 傘かしげ 〇 肩引き 〇 七三の道 〇こぶし腰浮かせ 〇 時泥棒 

〇 うかつ謝まり 〇 逆らいしぐさ など

◎スマートフォンで検索してみて下さい。 


 






2021/09/01

9月の園だより

 コロナ禍での長い夏休みが終わり、子ども達が楽しい思い出話を先生に報告している姿が目に浮んできます。

いろいろな体験をして心も体もひとまわり大きくなった成長ぶりを見るのが楽しみです。

一方、長い休み明けは、ご家庭と園との生活リズムの切り替えがうまくいかない事があります。

このような場合は、早く今まで通りの園生活に戻れるようお力添えのほどお願い致します。

<夕餉の話題>

過去、高尾山散策の折、参道添に掲示してあった文です。

少ないつもりで多いのは無駄

多いつもりで少ないのは分別

弱いつもりで強いのは我

強いつもりで弱いのは根性

薄いつもりで厚いのは面の皮

厚いつもりで薄いのは人情

浅いつもりで深いのは欲の皮

深いつもりで浅いのは知識

低いつもりで高いのは気位

高いつもりで低いのは教養 

ほとんどが自分に当てはまると感じた次第です。







2021/07/02

7月の園だより

 入園、進級から3ヶ月が経ちました。

未だに収まる気配のない新型コロナウイルス感染症の影響により、

園では様々な行事を中止や変更にいたしました。

このような中でも子ども達は、残念さを堪えてそれぞれの発達段階に応じた園生活を楽しく過ごしています。

さあ!いよいよ夏休みは始まります。

各ご家庭では<お楽しみプラン>満載かと思いますが、やはりコロナ禍が心配です。

この夏休み中は、家族旅行、お盆での帰省、様々な納涼行事への参加が予想されます。

その上に、東京オリンピック・パラリンピックによる多くの人の流れや人との接触が考えられます。

『高名の木登り』の意味する『油断大敵』でお過ごしください。楽しい夏休みになることを願っています。

<夕餉の話題>

7月は七夕です。天空では彦星さまと織姫さまが、天の川を渡って年に一度の逢う瀬を楽しみます。

私が幼い頃の故郷の夜は漆黒の闇で、夏の夜空を見上げると真上に天の川がはっきりと見えました。

ところが、今の都会の子ども達は家にいて肉眼で天の川を見ることはできません。

そこで、各ご家庭ではPC,スマホ、タブレットで天の川の画像を映しだし、「彦星さまと織姫さま」のお話しをして、宇宙に大いなる夢とロマンを馳せてみてはいかがでしょうか。

2021/06/01

6月の園だより

 今年は例年より早い梅雨入りとなり、木々の葉の緑の深さは一層増してきました。園では6月に内科、眼科、歯科の検診を行います。

子どもの健康状態を客観的に把握し、適切に対応することは、とても重要なことですので、健診結果を有効に活用して下さい。またこの時期は、高温多湿になり食物の腐敗や細菌による食中毒になりやすくなります。十分ご注意下さい。

<夕餉の話題>

子どもの心を弱くするのは簡単です。子どもの要求を全てかなえてやれば、子どもの心は確実に弱くなります。これは多くの教育学者が言っていることです。

何でも手に入り、何でも自分の言う通りになると思っていた子が、集団の中に入ってちょっとした壁にぶつかると「心が折れ」たり「ひねくれ」たり「投げやり」になったりします。その後、非行に走ったりもします。

幼少の頃から小さな壁にぶつかっては、それを乗り越え、少しづつ我慢することを覚える。

この積み重ねがやがて、その壁が大きく高くなっても自然に乗り越えることが出来る力になります。心が丈夫な子どもにするために、親はあえて小さな壁を作り、子どもに乗り越えさせてみることも大切な育児のように思います。


2021/05/06

5月の園だより

 

2年続きのコロナ禍の中でも風が薫り、蝶が舞い天道虫が踊る季節が巡ってまいりました。

鯉のぼりが泳ぐ空の下、園庭では園児達の明るく元気な歓声が響き渡っています。

虹組園児は園生活にも慣れ、朝のお別れも大分スムーズになってきております。

5月は5連休で始まります。

毎年連休明けには、入園から1ヶ月で順調に登園できるようになった虹組さんも少し後戻りをして<ぐずる>光景が目に入ってきます。

このようにならないためにも、1日数回楽しい生活を思い出させる会話をしてみてはいかがでしょうか。

<夕餉の話題>

幼稚園は以下のような集団生活の場と捉えています。

1、同世代の幼児と気持ちを伝え合い、支え合いながら、主体性や社会的態度を身につけていく場

2、幼児一人ひとりを十分に理解し、適切な援助を行う教師とともに生活する場

3、教育的な配慮の下に、幼児が友達とかかわって活動するための様々な環境が用意されている場

〇 ご家庭からの知恵を頂きながら、場の充実のため励んでいきたいと思っています。



2021/04/12

4月の園だより

 いよいよ桜花爛漫、草木の命の萌え出ずる春、4月がやってきました。入園、進級おめでとうございます。

小さな胸に大きな期待と不安を詰め込んで登園してくる新入園児と上のクラスに進級し、出会いと想いを新たにした在園児とによって令和3年度の幕は開かれました。

新たな出会いでは『あいさつ』がとても重要な役割を担います。『あいさつ』を交わし合うことにより期待はますます大きなものになり、不安はまたたく間に消え去ります。

挨拶という漢字には次のような意味があるそうです。

挨…心を開く  拶…その心に近づく

このことから自分の心を開くことで、相手の心を開かせ相手の心に近づいていく積極的な行為と言える。

そして挨拶は「あなたの存在を見つけました。よろしくお願いしま

す」という人間関係をスタートさせるためのコミュニケーションの重要な第一歩となる。

また挨拶は 相手の目を見て 明るく 元気良く 心を込めて するのが大切である。


一昨年度まではスキンシップを図りながら朝の挨拶をしていました。しかしながらコロナの影響で昨年度は自粛していました。今年はぜひ復活させたいと思っています。早期のコロナ禍の終息を願って止みません。

<夕餉の話題>

徒然草に『高名の木登り』という木登り名人の話しがあります。

人を指し図して、高い木の枝を切らせていたが、あぶなそうな時はだまって見ていた。

ところが飛び降りても大丈夫そうになってはじめて「あぶないぞ、気をつけて降りろ!」声をかけた。

新型コロナウイルスが感染拡大していた頃は、皆が恐れ警戒し出歩くのも自粛していました。しかし今はどうでしょう?

川崎市の感染症数の推移を見ると去年より今年のほうが多いにもかかわらず、警戒感が薄れているように強く感じます。『高名の木登り』にあやかりたいと思っています。



2021/03/01

3月の園だより

 ひと雨ごとに温かさが増し、やがて桜が咲き雪組さんはいよいよ巣立ちの時を迎えます。

4月からはそれぞれの小学校で学童としての新たなスタートを切ります。

小学校に入るとほとんどの事は自分ですることになりますが、幼稚園で身に付けた事を土台にして、立派な小学生になって欲しいと思います。

川崎市こども未来局では、小学校入学までに身につけておきたいこととして、次のような啓発をしています。

● 基本的な生活習慣

 ・早寝早起きをすることで、規則正しい生活を身につける。

 ・規則正しい食生活を身につける。

 ・手洗い、歯磨き、洗顔の習慣を身につける。

● その他

 ・名前をしっかり言えるようにしておく。

 ・着替えやトイレはお子様一人でできるようにしておく。

● 入学にあたって心配なことや、お子様の様子で気になることは、入学予定の学校に相談する。

  入学後は学級担任に相談する。

 

 

2021/02/01

2月の園だより

 年度の終わりの3ヶ月は何かと忙しさに追われ、あっという間に時が過ぎてゆく感じがする事から「1月行く 2月逃げる 3月去る」と言ったりします。しかしながら今年は先が見えないコロナ禍の対応・対策により「一日千秋」の感じがします。

今月は2日が節分で3日が立春です。春はもうすぐそこまで来ていますが、本当の寒さや寒暖の差が激しくなるのはこれからです。

体調を崩さないよう何卒ご自愛ください。


2021/01/15

1月園だより

恭賀新年

 旧年中は何かとお力添えを頂きありがとうございました。

今年も引き続き倍旧のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

石川啄木の歌に「何となく 今年は良い事あるごとし 元日の朝 晴れて風なし」

というのがあります。

これはこれからの一年に幸せや充実した生活を期待して詠んだものです。

今年はコロナ禍が収束し、皆が安心・安全に日々の生活が送れ、物事が計画予定通り進められることを願って止みません。

<夕餉の話題>

寒い季節の代表的な感染症にインフルエンザがあり、毎年猛威を振います。

ところが昨年(12月まで)インフルエンザは激減し「消滅状態」にあるとも言われています。

これはコロナ対策として奨励された

<海外との人的交流の遮断><早期のワクチン接種><マスク着用><3密回避><手洗い・消毒の励行>

が功を奏した結果によるものだそうです。

昨年の夏から園児のマスク着用は、熱中症になるリスクが高いという事でその着脱の判断を保護者に委ねてきました。

冬になり、熱中症の心配が極めて少なくなった現在、新型コロナは勿論のこと、その他の飛沫・接触感染症予防の観点からお子さんの<マスク着用について>ご家族の夕餉の話題にしてみて下さい。