2021/04/12

4月の園だより

 いよいよ桜花爛漫、草木の命の萌え出ずる春、4月がやってきました。入園、進級おめでとうございます。

小さな胸に大きな期待と不安を詰め込んで登園してくる新入園児と上のクラスに進級し、出会いと想いを新たにした在園児とによって令和3年度の幕は開かれました。

新たな出会いでは『あいさつ』がとても重要な役割を担います。『あいさつ』を交わし合うことにより期待はますます大きなものになり、不安はまたたく間に消え去ります。

挨拶という漢字には次のような意味があるそうです。

挨…心を開く  拶…その心に近づく

このことから自分の心を開くことで、相手の心を開かせ相手の心に近づいていく積極的な行為と言える。

そして挨拶は「あなたの存在を見つけました。よろしくお願いしま

す」という人間関係をスタートさせるためのコミュニケーションの重要な第一歩となる。

また挨拶は 相手の目を見て 明るく 元気良く 心を込めて するのが大切である。


一昨年度まではスキンシップを図りながら朝の挨拶をしていました。しかしながらコロナの影響で昨年度は自粛していました。今年はぜひ復活させたいと思っています。早期のコロナ禍の終息を願って止みません。

<夕餉の話題>

徒然草に『高名の木登り』という木登り名人の話しがあります。

人を指し図して、高い木の枝を切らせていたが、あぶなそうな時はだまって見ていた。

ところが飛び降りても大丈夫そうになってはじめて「あぶないぞ、気をつけて降りろ!」声をかけた。

新型コロナウイルスが感染拡大していた頃は、皆が恐れ警戒し出歩くのも自粛していました。しかし今はどうでしょう?

川崎市の感染症数の推移を見ると去年より今年のほうが多いにもかかわらず、警戒感が薄れているように強く感じます。『高名の木登り』にあやかりたいと思っています。