霜月 紅葉 蓑虫 枯尾花
それぞれが力の限りを出し切った運動会、そして楽しかった遠足も終わり、木枯らしの吹く季節になりました。
今月は作品展が行われます。運動が苦手な子どもでも作品展では見事な絵や工作を見せてくれることが多々あります。子どもは大人がうかがい知れない才能を秘めているものと強く思います。
上手下手にかかわらず一所懸命に取り組んだということを大いにほめてあげたいものです。
<夕餉の話題>
最近、我が耳を疑う児童虐待や育児放棄により子どもが犠牲になるニュースがとび込んできます。
古人が詠んだ歌に「かくばかり 偽り多き世の中に 子の可愛さは誠 なりけり」というのがあります。
ここには真実の親心が感じられます。しかしながら可愛さが募り過ぎて過保護、過干渉におちいり、発達段階を考えないで、おけいこ事や習い事に通わせ、その結果、子どもの個性や可能性を逆に押しつぶしてしまうことがあります。
世間の風潮に流されることなく、一旦立ち止まってみるべき事ではないでしょうか。
《過ぎたるは 猶(なお)及ばざるが如し》